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山男山女に出逢うため廃れた峠

所在地岩手県遠野市(笛吹峠)
年代昔から近年
登場峠を越える旅人
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

遠野郷から海岸の田ノ浜や吉里吉里などへ越えるには、昔から笛吹峠という山路があった。山口村より六角牛の方へ入り、道のりも近かったが、近年この峠を越える者が山中で必ず山男山女に出逢うので、誰もみな恐ろしがり、次第に往来も稀になった。ついに別の路を境木峠という方に開き、和山を馬継場として、今はこちらばかりを越えるようになった。二里以上の迂路である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第4巻』は、柳田国男の著作を集めた定本の一巻である。岩手県遠野の伝承を佐々木鏡石から聞いて書いた「遠野物語」、山に入った人や神隠しを論じた「山の人生」、河童・ひだる神・一つ目小僧・天狗などを扱い妖怪名彙を付す「妖怪談義」を収める。ほかに「山人考」「史料としての傳説」「比丘尼石の話」「山人外傳資料」「『イタカ』及び『サンカ』」「山民の生活」など、山人・漂泊民・妖怪をめぐる論考を併せる。

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