小僧昔話
どんな伝承か
君津市の小糸川流域に伝わる昔話。昔、ある寺の小僧が留守番をしていたとき、檀家からもらったぼた餅をひとりで食べてしまい、残りを庭の隅に埋めながら「おれが掘ったら餅でいろ、他人が掘ったら蛙になれ」と唱えた。これを見ていた隣の年寄りが面白がって、こっそり餅を掘り出して蛙とすり替えておいた。何も知らない小僧は後で掘り返し、飛び出した蛙に「あんこが落ちるぞ」と声をかけながら、隣の年寄りが見ているとも知らず一生懸命追いかけたという。
原典より
君津市の小糸川流域に、お寺の小僧を主人公にした昔話が伝承されている。—— 房総の年輪 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の年輪
編『房総の年輪』を全93話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。