歯痛の治療
どんな伝承か
東郷村七渡区には、歯にまつわる俗信がある。便所で唾を吐くと歯が痛くなる、薪をかまうと歯が痛くなる、という。そうでない歯の痛みでも、歯を敲いて十王様に祈るか、または同じ龍堂寺に松を献げて歯を治して下さいと祈れば、絵を剥ぐようにすっきり治るという。治ってからの献げものは、路傍の小松を抜いて寺の階段に植える。龍堂寺には、こうした願によって治った人々が納めた松の木がたくさん植わっている。
原典より
『便所で唾をはくと歯が痛くなる。—— 日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 上総の巻』を全218話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。