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乳と眼病に効く三夜様の井戸

所在地千葉県我孫子市都部(正泉寺)
年代伝承
登場—
出典日本伝説叢書 下総の巻

どんな伝承か

都部の正泉寺の前にある井戸は三夜様と呼ばれ、乳の出に効き目があるといわれて、毎月三日に縁日が開かれる。その日には若い女たちが豆腐を供えて願掛けに訪れる。この水は眼病にも効くとされ、井戸のそばに立つ榎の葉を浸した水で眼を洗う習わしがあり、今も榎の下には礼として納められた眼の絵が山のように積まれている。なお国府台の総寧寺のある国府の旧址にも大きな榎を植えて下馬と呼んだ例があり、榎は街道の要所や渡し場、坂の上下に目印や日陰として植えられたもので、古くから橋のたもとに植える風習があったらしい。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 下総の巻(藤澤衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 下総の巻』は、藤澤衛彦が編著し、大正七年の緒言と大正八年の序を添えた下総国の伝説集である。平将門・佐倉宗吾・真間の手児奈・累などを中心に、千葉県と茨城県西部にまたがる旧下総の城跡・寺社・墓・橋・井戸などにまつわる伝説を、地誌や古記録の引用を交えて収める。緒言で百七十九編を収めると述べ、国名の由来から始めて、話ごとに所在の町村名を付した見出しを立てて並べる。

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