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雀と燕と蝙蝠の褒美と罰

所在地千葉県南房総市石堂(石堂寺)
年代永享十一年
登場—
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

永享十一年、安房郡丸村大字石堂の石堂寺が兵火にかかったとき、日頃から観音の御影を敬っていた雀は一族を引き連れてすぐさま駆けつけた。燕は身を隠していたため騒ぎが収まってから参じ、蝙蝠はうかうかと遊んでいて参上すらしなかった。観音はその行いに応じて、雀には穀物を拾い食べることを許したが、燕には固くそれを禁じ年に一度遠国へ渡ることを課し、蝙蝠には仲間との交わりを禁じ昼に出歩くことも許さなかったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 安房の巻』は、藤沢衛彦が大正八年に編んだ安房国(千葉県)の伝説集である。天富命の渡来や源頼朝・里見氏・日蓮にまつわる英雄伝説を中心に、社寺の縁起、風俗・信仰、船幽霊や一本足の蛸などの特異な伝承を、『安房志』『房総志料』などの地誌や寺伝・口碑から引いて収める。緒言と「安房国と牛」と題する序を巻頭に置き、鋸山から小湊まで各話に所在の郡村大字を添えて土地ごとに並べ、緒言では百八十六種を蒐集したと記す。

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