切れ込みの多い幌掛楓
どんな伝承か
西白河郡古関村、白河神社の鳥居のわきに一本の楓が立つ。葉の切れ込みが十一から十三に分かれていて、普通の楓とは形が違うという。源義家がこの木に幌を掛けて休んだことから幌掛楓と呼ばれるようになったと西白河郡誌は伝える。
原典より
葉の缺裂十一乃至十三あつて、普通の楓と異なつてゐる。—— 日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))
『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。