呼べば声を返す御嶽の奇岩
どんな伝承か
三田村の御嶽、御嶽山と甲滝山にはさまれたあたりに、深い谷へ臨んで数百尋もそびえ立つ岩がある。姿は秀でて奇怪な形をしており、この岩に向かって声を張り上げると、声がそのまま応じるようにこだまして返ってくるという。それゆえ三聲返しの名で呼ばれてきた。
原典より
深谿に臨んで峙すること数百尋、その形、秀で奇状をなしてをり、この岩に向つて呼ぶと、その聲が相應じてこだまするやうである。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。