外宮の森に並ぶ三つの池の一つ
どんな伝承か
度会郡、外宮の宮域の中にある。藤岡山の麓、土御井社の傍らに三つの池が並び、それぞれ将監殿の池・比丘尼池・御池と呼ばれている。熊野比丘尼が湯を使ったことからこの名がついたとも伝える。六月十日には中の御池さらえといって、大宮人と呼ぶ神役が烏帽子を被って務めにあたるという。
原典より
立藤岡山の麓に土御井社のに三つの池があり、一つは將監殿の池、一つは比丘尼池、一つは御池といふ。—— 日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))
『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。