黒部川伝説
どんな伝承か
千葉県東庄町稲荷入字黒部にかかる黒部川は、応仁の乱で滅んだ黒部内大臣真房の悲話にちなむと伝えられている。乱に敗れた真房の嫡子・健丸は、家臣の増田小太郎秀郷に背負われて鎌倉を目指したが、道中で人買いにさらわれ、笹川へ売られてしまう。買い主の若者は健丸が男児と知って野に逃がしたが、健丸は幾日も食べずに衰弱し、行き倒れになったという。この悲話が黒部の橋・黒部川の名の起こりと語り継がれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
東庄町史 下巻(東庄町)
東庄町編『東庄町史 下巻』を全15話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。