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四万十川で猿猴に足を引かれた孫娘

所在地高知県四万十市西土佐岩間
年代現代
登場記録者
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

西土佐村岩間の爺さんと婆さんが、蚕にやる桑を摘みに、岩間から四万十川を渡った対岸の高尾という小平地へ舟で向かった。尋常四年の孫娘は舟に乗らず一人で泳いで渡っていたが、途中で大声を上げて助けを求めた。爺さんが舟を回して引き上げると、孫娘は顔も青くなっていた。川の澪の黒い岩に足をかけたら滑り、何かに足をつかまれて引っ張られ、もう少しで引き込まれるところだったという。猿猴に尻の穴から手を突っ込まれ、生肝を抜かれるところだったと語られた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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