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種籾の田から飛び去った赤い火

所在地沖縄県那覇市
年代現代
登場前田明勇
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

那覇市の字鏡地での話である。三十一年前、鏡地で水田を管理していたが、夜の十二時ごろ、種籾をまいた田圃でばたばたする音が聞こえたので起き出てみると、赤く円い火がさっと下流の方へ飛び去って行った。また十七歳の頃には、父と二人でジナハ川でもブナガヤの足音を聞き、石の上に足跡もあったという。ブナガヤは沖縄北部で語られる河童に類する妖怪である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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