下伊那郡の下栗地域では、約40年前に中野観音の尾根で…
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どんな伝承か
長野県下伊那郡の下栗地域では、約40年前に中野観音の尾根で、草刈りをしていた村人が「グリン様」という存在が雲に乗って太鼓を打ちながら通過するのを目撃したとされる。雨上がりの霧の濃い日の出来事で、山間部の激しい霧や雲の動きが、このような怪異の目撃談の背景にあると考えられている。下栗では雨後の急な天気の変わり目(ツルネ)に出歩くことを避けるよう戒めており、これは怪奇現象との遭遇がこうした時間帯に集中していたためと推察される。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)
松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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