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天狗の腰掛樹を伐って病んだ家

所在地東京都西東京市
登場—
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

東京都北多摩郡保谷村の話。今から四十年も以前のことで、ある屋敷の丑寅の方角にあたる屋敷の隅に、一本の杉の大樹があった。これを樵夫に伐らせると、家の者が病に冒された。修験者に聞くと、その樹は天狗の腰掛樹であり、病を得たのは伐ったためであったという。高橋文太郎「武蔵野の樹木信仰をたずねて」として、「旅と伝説」昭和四年九月号(三元社)に載る一話である。

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出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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