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水路と泥沼をさまよう昏睡の旅

所在地東京都西東京市
年代25年前
登場小西玲子
出典臨死体験(立花隆)

どんな伝承か

小西玲子は二十五年前、胸椎の血管腫瘍を摘出する手術を受けたが、出血が多く取り切れないまま縫合された。体内の出血が続いて昼夜輸血が行われ、何度も昏睡に陥る。その最中の体験だった。幅一メートル半ほどの暗い水路に、白いドレスで手を胸に組み静かに浮いていた。冷たさも音もなく、満ち足りた気持ちだったが、前後にも同じように横たわる人がいて、顔だけが水に溶けたように見えない。皆が少しずつ流され、先頭から穴に吸い込まれて消えていく。自分の番という寸前に体が浮き上がり、闇は一転して春霞のかかる花の野に変わった。白い径の先で笑う老人に近づくと姿は消え、足元は泥沼となってネズミや人の死骸が絡みついた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成)

トム・ソーヤーの変身・オメガプロジェクト・色を聴く(共感覚)・クンダリニー覚醒・時間なき世界・光の存在/光の世界・星への旅・体外離脱とは何か・脳と心の関係・シルヴィウス溝・死のリハーサルなど全章にわたり、臨死体験者の証言(弟の気持ちを知る・ベトナム帰還兵・登山家の奇跡)と、ムーディやケネス・リングらの研究、脳科学的解釈を縦横に検討。

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