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赤崎林の手前で見た赤い灯

所在地福島県喜多方市(示現寺)
年代現代
登場竹内智恵子
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

示現寺の先代の方丈が語った話である。所用で喜多方市に出た帰り、檀家から魚や肉など一人暮らしでは二、三週間は食べられるほどの布施を授かり、背負って赤崎林の手前まで来た。すると道の両側の林が真っ赤な灯が燃えたように明るくなり、思案するうちに元の暗闇に戻った。空を見上げると月の色が気味悪いほど赤い。しばらく歩くと今度は目の前五メートルほどの所が横一面に赤く燃えたように明るくなり、近づけば遠のいて、村に入るまで続いた。新仏の来訪は多く経験したが、あの赤い灯だけは何とも言いがたく、狐狸の化かしと考えるのが一番適切かと語ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代)

松谷みよ子『現代民話考 11 狸・むじな』を小話単位で全376話収録。狸・むじなにまつわる現代の民話・怪異譚(化かし・化け)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明372話・市区町村判明317話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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