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終列車のあとに走る幻の汽車の音

所在地徳島県徳島市寺島(春日橋)
年代現代
登場中西信夫
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

徳島市での話。語り手の家は以前、今の春日橋の通りと寺島の通りが交わる角のあたりにあって、駅に近かった。最終列車がとうに出たあとなのに汽車の走る音がして、今朝はずいぶん早いなと言い合うこともあった。シュッシュッと勢いよく発車する音がしたり、ギーと急に止まる音がしたりするのに、外へ出て線路の方をのぞいても汽車の通る気配はない。どうにも不思議なことだが、そうしたことがたびたびあったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年))

『現代民話考 11 狸・むじな』は、松谷みよ子が一九九五年(平成七年)に編んだ現代民話の資料集である。明治から現代までに各地で語られた狸・むじなの話を、聞き書き、読者の回答、郷土誌や民話集、新聞記事から集める。狸火、腹つづみ、音まね、いたずら、化かし、たたり、人助け、戦争にいった狸、今の暮しなど十二の部に分け、話例ごとに本文と類話の「分布」を添え、巻頭に序文と前文、巻末にあとがきを置く。

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