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三本松の上に出た偽りの月

所在地東京都多摩市(三本松)
年代現代
登場座談会出席者
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

多摩市での話である。三本松で運動会があり、片づけを終えた者たちがクラブから引き上げてきた。薄暗くなったころ、月が上がったから早く帰ろうと誰かが言い、皆もそう言い合った。だが、よく考えれば月は別の方角から上がるはずで、三本松の側に出るわけがない。一人の見間違いではなく、大勢がそろって同じように騒いだのだという。四月三日の出来事だと語られている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年))

『現代民話考 11 狸・むじな』は、松谷みよ子が一九九五年(平成七年)に編んだ現代民話の資料集である。明治から現代までに各地で語られた狸・むじなの話を、聞き書き、読者の回答、郷土誌や民話集、新聞記事から集める。狸火、腹つづみ、音まね、いたずら、化かし、たたり、人助け、戦争にいった狸、今の暮しなど十二の部に分け、話例ごとに本文と類話の「分布」を添え、巻頭に序文と前文、巻末にあとがきを置く。

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