うちの母親がね、船橋にお祭りがあって、そいで、夜にな
どんな伝承か
船橋市に伝わるムジナの話。語り手の母親が船橋の祭りに出かけ、夜になってから帰り、葛飾の駅で下りて上がってきた。今の中学のあたりまで来ると、東の方に大きな月が出ていた。今日の月はずいぶん大きいと思って見ていると、左の方にもまた同じ光の同じ月が出ていて、月が二つになっていた。これはムジナのしわざではないかと、母親は急いで慌てて帰ってきた。家に着くとさびしくなってしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代)
松谷みよ子『現代民話考 11 狸・むじな』を小話単位で全376話収録。狸・むじなにまつわる現代の民話・怪異譚(化かし・化け)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明372話・市区町村判明317話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。