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夏見の雨乞いと船を並べた橋の由来

所在地千葉県船橋市夏見(日枝神社)
年代伝承(口承)
登場景行天皇、尊に東国征討を命じた父帝
出典日本伝説大系 第5巻

どんな伝承か

日本武尊は父景行天皇の命を受けて東国へ下り、駿河・相模を平らげたのち走水の海を渡って木更津に上がり、東京湾に沿ってこの地方へ来た。葛飾野の台地には手ごわい敵がおり、折からの日照りも重なって軍は苦戦した。そこで尊は夏見の高間原、いまの日枝神社のあたりで雨乞いをした。たちまち黒雲が湧いて海へたなびき、沖にあやしい船が現れて中が光っている。尊が自ら乗り込むと八咫鏡と同じ鏡が掛かっていた。尊はこれを浜に持ち帰って宮を建てたので、その辺りを海神と呼ぶ。雨は降り敵を破ったが、洪水で宮へ渡れず、船を並べて橋としたことから船橋の名が起こったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第5巻』は、叢書「日本伝説大系」の一巻をなす伝説資料集である。埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の伝説を扱い、二つの太陽、蹴裂明神、ダイダラボッチ、平将門、源頼朝、豪徳寺の招き猫、黒塚、山の背競べ、親捨てなどの話ごとに、口承を重んじて選んだ例話を掲げる。各項は例話に〔類話〕〔文献〕〔参考〕を添え、類話は伝承地ごとに梗概で示し、文献は近世以後の史料を原文で抄出し、柳田・高木の分類による話型名を併記する。

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