トップ > 千葉県の伝承 > 船橋市

船橋沖で夜に捕るわたり蟹

所在地千葉県船橋市(船橋ヘルスセンター)
年代伝承(戦中戦後)
登場語り手
出典市川の伝承民話 第7集

どんな伝承か

行徳ではあまり見られなかったが、船橋の、昔ヘルスセンターがあったあたりの沖では、夜にわたり蟹を捕る遊びがあったという。カーバイドの明かりをともした舟で出ると、波の静かな夜のわたり蟹は腹を上にして寝ており、青っぽい甲羅と違って白い腹が紙切れのように見える。舟が近づくと蟹は気づいて四十五度ほどの角度で下へ逃げるので、大きな玉網を素早く入れてすくい上げる。網を入れるのが遅れたり距離があったりすると逃げられてしまうと語り手は話す。

原典より

それからね、ううん、あと面白いのは、行徳ではあんまり無かったですけど、船橋の、今の、昔ヘルスセンターってありましたね、あの辺の沖へ行きますとね、これはええと、夜カーバイト舟、今でバッテリーありませんが、当時ね、だから今バ…—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年))

『市川の伝承民話 第7集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十一年に発行した民話資料集である。平成四年度から六年度にかけて市川市の柏井・須和田・宮久保・原木・稲荷木と国分高校ほかで行った採訪の聞き書きを、話者の息継ぎや方言を残したまま収める。世間話・伝説・昔話・唄と諺・年中行事・生活譚・現代若者の学校話の七部に分け、巻末に話者紹介と会員の採訪記、あとがきを付す。

種別から探す

生活譚

船橋市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『市川の伝承民話 第7集』の伝承