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生垣の家の写真に並ぶ顔と影

所在地神奈川県藤沢市
年代現代
登場洲藤朋樹
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

藤沢市での話。今から九年ほど前、友達に見せてもらった一枚の写真が不思議でならず、七回ほど見せてもらったので覚えているという。近所の昔風の家で、十字路の脇に生垣があり、その前に人が立って撮ったものだった。垣根の一角に一人、まん中あたりにもう一人の顔が写り、垣根の上のもちの葉の中にも顔が、電柱の横からこちらを見る顔も写っていた。しかもその人物には影がないのに、誰も立っていない別の場所に影があった。その家では昔ひどく不幸なことがあったと聞いたという。顔ばかりで本当に気味が悪く、ぞっとしたと語られている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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