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先に行くと告げた妹と火葬場の夢

所在地長野県上伊那郡
年代昭和五十七年
登場田村美穂
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

昭和五十七年夏、長野県上伊那郡の話。病気で下半身が不自由なうえ記憶もあいまいになった七十歳の伯母は寝たきりで、その下の六十七歳の伯母が胃癌の発見が遅れて危ないと聞かされても見舞いに行けずにいた。七月三十一日の午後十一時ごろ、上の伯母の夢に妹が現れ、先に行くから泣かないでと挨拶して、呼び止めてもどんどん去っていった。追いかけると弟の嫁がおむすびをくれたが、そこは火葬場だった。怖くなって目覚め、嫁を起こして話していると、妹の死を知らせる電話がかかってきた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。

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夢による死の知らせ火葬場別れの挨拶

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