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夢枕に立った売られた馬の供養

所在地宮城県富谷市
登場小野和子、若生みはる、話者
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

若生みはるの舅は農業のかたわら荷車引きもし、塩や米、炭など時節のものを積んで富谷を中心に仙台や石巻を往復した。馬に鞭をくれては「死んだら立派に供養してやるから、稼げよ」と口ぐせのように言っていたが、馬が年をとると他村へ売り渡した。売り渡した先は舅しか知らない。しばらくして、家を出ていた舅の末息子の夢枕に馬が現れるようになった。不思議に思って巫女に拝んでもらうと、馬は死んで供養を求めているという。舅は口をとざして語らなかったが、若生さんたちはこっそり供養して墓を立てた。以来、馬は夢に現れなくなったという。馬の亡骸はおそらくどこかに捨てられたままなのであろうと若生さんは語った。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))

松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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