狸には、おもしろい話がありますよ
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どんな伝承か
汽車が明治五年に初めて開通してまもない頃のこと。大田区高畑あたりの線路で、狸が汽車に化け、ポーポーと機関車の音を立てて走った。本物の汽車の機関士が驚いて汽車を止めると、化けた汽車はパッと消えてしまう。何度もそんなことが続いたので、機関士が思い切って汽車を走らせたところ、翌朝、線路に狸の死骸があり、狸が化けていたのだと分かったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・1980年代)
松谷みよ子『現代民話考 9 (木霊・蛇)』を小話単位で全406話収録。木霊(木の精・祟る木)や蛇にまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明402話・市区町村判明344話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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大田区の伝承
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