行徳(6)
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どんな伝承か
千葉県市川市行徳の話。ホウキやの祖父は大工で、田尻に仕事があって晩に帰ってくるとき、おぎゃ、おぎゃという声が聞こえた。おかしいと思って行ってみると姿がない。そこで「こんど里の方へくれてやるから、いいところへくれてやるから、また出ろよ」と言って帰った。次の晩も同じ声がしたが、その時はもうむじなだと分かっていた。かわいそうにと言って背負って帰り、縁の下の柱に縛りつけておくと、むじなの姿に戻ってしまった。夜になると仲間が大勢「こんばんは」と迎えに来て、うるさくて眠れないので追い放したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・1980年代)
松谷みよ子『現代民話考 9 (木霊・蛇)』を小話単位で全406話収録。木霊(木の精・祟る木)や蛇にまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明402話・市区町村判明344話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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