倉掛峠のねこやなぎと山へ迷う工事人
どんな伝承か
昭和の初期、埼玉県飯能市のもとの原市場村で起きたことである。原市場から中藤方面へ行く途中に倉掛峠というのがあり、その頂上にねこやなぎの大木があった。ねこやなぎの枝が電灯線に支障があるというので電気工事人がその枝を切ったところ、なぜか気がふれたようになり、山奥に迷い込んでしまったという。その後も何度か、ねこやなぎの枝を切った人たちが同じような目に遭ったとのことである。峠の頂上には狐が住んでいて、枝を切った人たちを化かしたのだとも伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)