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キューキューと泣いた栗山の楡

所在地北海道夕張郡栗山町(泣く木)
年代不明
登場坪谷京子、出典編著者
出典現代民話考 9 (木霊・蛇)

どんな伝承か

栗山に泣く木と呼ばれた楡があったが、道路に飲まれていまは影も形もない。樹齢三〇〇年を超す大木で、伐ろうとすれば鋸が折れ、斧が飛び、木びきが命を落とすといわれた。そしてこの楡は、キューキューと悲しげな声で泣いたという。道普請の折、土工や囚人は過酷な労役を強いられ、自ら死ぬ者、逃げ出す者が絶えず、死んだ者の亡骸はこの木のそばに埋められた。工事場に雇われた飯炊きの女も乱暴され、なぶりものにされて逃げることもできず、ついにこの楡で首を吊ったと伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 9 (木霊・蛇)』は、松谷みよ子が全国の回答者から寄せられた報告と各地の民話集をもとに編んだ『現代民話考』の一巻である。明治から平成にかけて語られた、伐ろうとすると祟る木・泣く木・血を流す木などの木霊の話と、大蛇やつちのこ、蛇婿・蛇女房、主や守り神としての蛇、蛇と福運などの話を、話者や回答者の名とともに収める。第一章「木霊」と第二章「蛇」を主題ごとの節に分け、各話例の後に「分布」として類話の地名と出典を並べる。

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死者のよる木泣く木首吊り

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