山口神社の蛇を皆殺しにした奉公人
どんな伝承か
語り手の家へ山口から奉公人が来ていたが、その人が蛇に命を取られて死んだという。山口神社を建て替えることになり、職人として出たところ、そこから蛇がたくさん出てきた。神社の蛇であったのに、かまわずみな殺してしまったのだそうである。それからは、寝ているところに蛇がのろのろと現れるが、他の人には見えず、その人だけに見えた。頭の上を行ったり来たりし、舌をべろべろと出す。蛇が首を締めるので助けてくれと叫び、奥さんがみてもらうと、神社の蛇を殺した祟りだと言われた。子どもが三人ある若い人だった。昭和の初め頃のことで、蛇をやたらに殺すものではないと語られる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)