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飲めば安産になるという子安清水

所在地愛知県豊明市沓掛町(一之御前社)
年代正徳四年(一七一四)の刻銘がある/出来事は後奈良天皇の頃と伝わる
登場沓掛城主八代目の近藤伊景、その娘、後奈良天皇
出典豊明市史 資料編 5 (民俗編)

どんな伝承か

沓掛町の一之御前社の境内には泉があり、子安清水とも安産の水とも呼ばれている。わき口は一辺一メートルばかりの石櫃で覆われ、そこに正徳四年の年号が刻まれている。伝えによれば、沓掛城主の八代目近藤伊景は明知に住んでいたが、その娘は後奈良天皇の側女として仕えるうちに身ごもった。明知へ戻る道中、先祖の菩提寺である祐福寺に参ろうとした彼女は、途中でこの水の湧いているのに気づき、口にして渇きをしずめた。そののち、元気な王子を無事に産んだという。以来この泉には、遠近を問わず安産を願う人が参詣に訪れる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

豊明市史 資料編 5 (民俗編)(豊明市史)

『豊明市史 資料編 5 (民俗編)』は、豊明市の市史の資料編のうち、民俗編の第一節「伝説」を抜き出したものである。栄町・沓掛町・大久伝町・新田町などに残る塚・地蔵・観音・清水・古木にまつわる言い伝えを、所在地や大きさ、ご利益とともに記し、旧鎌倉街道沿いの十三塚と狐、二村山の身替わり地蔵、織田信長にちなむ鷺の森などを含む。じゅんてん観音から市場地蔵まで二十一の項目に小見出しを立てる。

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子安清水泉

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