ホラ貝が掘り当てた安産の清水
どんな伝承か
弁慶の腰かけ石は、義経一行がこの地で休んだときのものだという。北の方が産をされたとき、近くに水がなかったので、弁慶がホラ貝で土をすくうと、そのくぼみに清水が湧いたと伝わる。そこには子安観音が祀られ、村人は参詣の折にその辺りで子安貝という巻貝を拾い、産のときにその貝で水を汲んで使えば安産まちがいなしと信じられている。かたわらの石碑には「義経北の方御産の跡、文治三年旧四月八日」と刻まれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。