雨の山みちに現れた七尺の弁慶
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
義経主従というのである。平泉の山みちを辿っていくと義経館があり、義経は戦いに敗れて蝦夷の地へ逃れたと伝えられている。明治のはじめのある夕ぐれ、中尊寺の僧が山みちを歩いていると、一人の男がオイと声を掛けた。雨の日で姿もよく見えず、酔って気の強くなった寺僧が言い返すと、男はどのような闇の中でも地獄も極楽も見えると言う。闇に目が馴れると、その男の丈は七尺を越していた。男は判官どのを探して極楽にも地獄にも行ったが姿が見当たらぬと言い、寺僧が、義経は平泉から北海道に渡ったと聞いていると答えると、名を問われて、おれは武蔵坊弁慶という不忠者さと言い残し、雨の中に消えた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
私は幽霊を見た(東雅夫(編者)・昭和中期~後期(推定1970年代~1980年代))
私は幽霊を見た=怖い怪異体験(東雅夫編)/人魂・鬼火・狐火/機関車・電車の怪/各地の幽霊目撃談/不気味な怪音と怪異
種別から探す
平泉町の伝承
広告枠(AdSense)