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朝日長者が埋めた黄金の鶏

所在地岩手県気仙郡住田町下有住火の土
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典住田町史 第6巻 (民俗編)

どんな伝承か

昔、下有住の火の土の横川という所に、人々から朝日長者と呼ばれる長者がいた。一帯の土地と金山を持ち、数百人の下男下女と千頭の馬を抱え、長くこの地方に君臨していたという。年老いて病に伏した長者は、ある夜更けに不自由な体を押して、黄金の鶏一つがいと宝物を詰めた箱を山へ運び、大木の根元に埋めた。そして家族を枕元に集め、黄金の鶏のほか漆千杯と朱千杯を鉄の桶に入れて山に埋めたが場所は明かせない、皆で励んでいつか掘り出せと言い残した。以来、朝日がさし夕日の輝く木の下に宝が眠ると土地で歌われ、多くの人が長年探したが見つからず、宝は今も山のどこかに眠ると言われている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

住田町史 第6巻 (民俗編)(住田町史)

『住田町史 第6巻(民俗編)』は、岩手県気仙郡住田町の町史の民俗編から、伝説の節を抜き出したものである。地名・石や岩や水・長者や旧家・社寺や祠堂の四つに分けて、山姥のような老婆と和尚の大股・小股、石にされた姥、河童の頼んだ手紙、櫃割長者の大蛇、座敷わらしなどの言い伝えを収める。世田米・上有住・下有住の集落や山に結びついた話が中心である。

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長者埋蔵金黄金の鶏

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