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大姥の素性と金太郎の生い立ち

所在地長野県上水内郡小川村
年代伝承(口承)
登場沢潟姫、岩倉兼冬、坂田時行、源頼光、坂田金時、大姥とされる女性、沢潟姫の父、沢潟姫の夫、金太郎を引き取った武将、大姥の子
出典長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)

どんな伝承か

虫倉山の大姥さまの素性を語る伝え。清和天皇の時代の大納言岩倉兼冬の娘で沢潟姫といい、坂田時行に嫁いで身ごもったが、事情があって離縁され、鬼女となって深い山や谷を渡り歩いたという。やがて安曇のあげろう山の岩穴で男の子を産み、猪や鹿、熊と遊ばせて育てた。これが金太郎で、六歳のとき鬼退治の旅の途中で山に迷い込んだ源頼光の一行が大姥の宿に一夜泊まり、縁者と分かって金太郎を引き取り、坂田金時と名乗らせた。その後大姥は虫倉山に移って穴に住み、村人から大姥大明神とあがめられたと伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)(長野県史)

『長野県史 民俗編 第4巻(三)北信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち北信地方の伝説の章を抜き出したものである。植物・石・水・塚・坂と峠・山・沢と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌の順に、条ごとに採集地を添えて短い伝えを並べる。戸隠の鬼女紅葉、黒姫と大沼池の大蛇、久米路橋の人柱、秋山郷の平家伝説など、善光寺平から奥信濃にかけての土地に結びついた話が多い。

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