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硫黄を二俵担いだ大湊の力持ち

所在地青森県むつ市大字大湊
年代伝承(口承)
登場山口徳松、大湊の力持ち
出典むつ市史 民俗編

どんな伝承か

明治のころ、大湊に山口徳松という大変な力持ちがいた。船で働いていたころは、重さ六十貫もある錨をひとりで引き上げて伝馬船に積み、岸へ運んで洗い、またひとりで積んで本船まで戻すほどだった。当時の大湊で二百キロを超える物をひとりで運べるのはこの人だけだった。明治二十二年に三井物産が恐山で硫黄を掘り、人夫が一俵ずつ背負って大湊まで運んで船に積んでいたが、徳松もこの運搬に雇われ、恐山の山道を二俵背負って運べたのは彼ひとりだったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

むつ市史 民俗編(むつ市史)

『むつ市史 民俗編』の口承の章から、下北に伝わる伝説と世間話を抜き出したものである。苫生野や田名部川の口碑、蠣崎氏や落人の宝の伝え、恐山の開基と天狗・霊話、常念寺の仏、横迎町の竜神と河童、行人塚、半太窪、飯綱の噂、奥内・関根・大湊・田名部の狐の話などを収める。菅江真澄の紀行の記事を引きながら、むつ市とその周りの土地の伝えをまとめている。

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