花嫁行列が避ける雨池の道
どんな伝承か
比田井から大谷地へ抜ける道の途中に、かつて雨池という池があった。今は水が干上がり、池の形だけが残っている。昔、花嫁の行列がこの池のほとりを通りかかったとき、急に一寸先も見えないほどの夕立に見舞われた。それ以来、花嫁の行列はこの道を避け、わざわざ回り道をするようになったという。雨池の脇の道を通って嫁いだ者は、必ず離縁になるとも言われている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
望月町誌 第2巻 (民俗編)(望月町誌)
『望月町誌 第2巻(民俗編)』の伝説の節を抜き出したものである。旧望月町(いまの佐久市)の集落ごとに、植物・石・清水と池・岩穴と塚・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・稲荷・動物・巨人・化け物・禁忌・カッパ・地名の伝えを並べる。望月の駒と生駒姫、梅円坊の化け物退治、彦狭島王の王塚、長者原の長者、ゴマを作らない村々の言い伝えなどが見える。