子どもと水浴びした五観音
どんな伝承か
三堀観音には、行基の作と伝わる五体の観音像がある。近所の子どもたちは本堂に勝手に上がり込み、観音像を抱きかかえて水浴びに連れ出したりしていた。それを見とがめた年寄りが子どもの入れないよう柵を設けたところ、寺はさびれてしまったという。それで子ども好きの観音様だと言われ、実は木食行者が作ったのではないかとも言われている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
南陽市史 民俗編
『南陽市史 民俗編』の伝説の節を抜き出したものである。山形県南陽市の白竜湖の由来と東正寺の僧の話、金沢の三坂(七両坂・泣坂・薄雲坂)、猫の宮の猫、二色根薬師、赤湯温泉の起こり、吉野の大黒岩と千人塚、珍蔵寺の鶴、三堀観音などを収める。置賜盆地の湖と温泉と山の寺にまつわる伝えが中心である。