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青空を流れる蜘蛛の糸「雪迎え」

所在地山形県南陽市赤湯
年代昭和
登場不明
出典心霊大全

どんな伝承か

米沢盆地の北東部にある南陽市赤湯では、冬が近づくと「雪迎え」と呼ばれる現象が見られる。晩秋から初冬にかけて、よく晴れて風のない日に空を舞う蜘蛛の糸である。蜘蛛は十月の末から十二月の初めまで、田の枯れ草や突き出た棒の先に登り、頂上でくるりと向きを変えて八本の足を突っ張り、尻を持ち上げて糸を何本も吹き出す。まっすぐ空へ流れる糸に引かれ、やがて足を離すと風船のように青空へ吸い込まれていく。落ちた蜘蛛の糸だけが絡み合い、銀の筋となって中空を漂う。里に雪が降る前ぶれとされ、白竜湖のあたりと隣の高畠町でしか見られない現象だという。

原典より

米沢盆地の北東部にある南陽市赤湯は、毎年冬が近づくと、「雪迎え」という不思議な現象が見られることで有名だ。—— 心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))

『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。

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