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杉を慕って泣いた釜渡戸の松

所在地山形県南陽市釜渡戸
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典南陽市史 民俗編

どんな伝承か

釜渡戸の松と関の杉は、姉妹のように仲のよい木だったと伝わる。ある時、釜渡戸の人が松のそばを通ると、空から泣き声が聞こえてきた。泣いていたのは松で、妹のように思う杉が橋の架け替えのために伐られることになり、それを悲しんでいるのだという。また別の日には、松の枝に伊勢神宮のお札が貼りついていた。妙だと思っていると、二、三日後に飛脚が手紙を届けに来た。それは松が伊勢参りをした際の礼状だったという。杉が伐られてからというもの松は日ごとに弱り、とうとう持ち直すことなく枯れてしまった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

南陽市史 民俗編

『南陽市史 民俗編』の伝説の節を抜き出したものである。山形県南陽市の白竜湖の由来と東正寺の僧の話、金沢の三坂(七両坂・泣坂・薄雲坂)、猫の宮の猫、二色根薬師、赤湯温泉の起こり、吉野の大黒岩と千人塚、珍蔵寺の鶴、三堀観音などを収める。置賜盆地の湖と温泉と山の寺にまつわる伝えが中心である。

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