明星が授けた虚空蔵菩薩
どんな伝承か
大森山のふもとの秀重院は、天長四年に大森城主の壬生宰相秀重が建てた寺で、諏訪神社の別当も務めた。寺の真済上人が山城の高雄山で修法していた折、明星が飛んで来て懐に入ったように感じた。手を入れて探ると、一寸三分ほどの虚空蔵菩薩の像に触れたという。上人は秀重院を開くにあたってこの像を本尊とした。白鷹山の虚空蔵尊は、ここから分けてまつったものだと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
東根市史 別巻 上 (考古・民俗篇)
『東根市史 別巻 上(考古・民俗篇)』の伝説と民話の節を抜き出したものである。山形県東根市の藻が湖と東根・西根の地名、黒伏山の御穴と竜灯、御所山の天狗と甘露水、自牧寺の七妖怪と夢窓国師、マリア観音、若木神社の縁起、大滝の大カツラと乱川の起源、三ッ屋の竜灯や人形渕などの民話を、項目ごとの箇条で収める。