雪に足跡を残さぬ山伏
どんな伝承か
黒滝から七、八百メートルほど登ると樋滝があり、その滝に向き合うように洞穴が口を開けている。江戸時代の中ごろ、この洞に一人の山伏が住んでいた。不思議なことに、この山伏は降り積もったばかりの雪の上を歩いても、足跡ひとつ残さなかったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
東根市史 別巻 上 (考古・民俗篇)
『東根市史 別巻 上(考古・民俗篇)』の伝説と民話の節を抜き出したものである。山形県東根市の藻が湖と東根・西根の地名、黒伏山の御穴と竜灯、御所山の天狗と甘露水、自牧寺の七妖怪と夢窓国師、マリア観音、若木神社の縁起、大滝の大カツラと乱川の起源、三ッ屋の竜灯や人形渕などの民話を、項目ごとの箇条で収める。