火事除けを願った神町の名
どんな伝承か
天保十年、新町村は村の名を神町村に改めた。新町の家並みを見渡すと、いつも建ったばかりの家が目についた。火事が多く、水の便の悪いこの村では火が出るとたちまち何軒も焼けてしまい、建て直すほかなかったためである。新町という名では火事を招くようなものだということになり、神の守りを願って神町と改めたという。また、若木神社が栄えていたので、それにあやかって神町にしたとも伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
東根市史 別巻 上 (考古・民俗篇)
『東根市史 別巻 上(考古・民俗篇)』の伝説と民話の節を抜き出したものである。山形県東根市の藻が湖と東根・西根の地名、黒伏山の御穴と竜灯、御所山の天狗と甘露水、自牧寺の七妖怪と夢窓国師、マリア観音、若木神社の縁起、大滝の大カツラと乱川の起源、三ッ屋の竜灯や人形渕などの民話を、項目ごとの箇条で収める。