鳥に見破られた住吉城の米の堀
どんな伝承か
日照りで堀の水がなくなったときに攻め寄せられ、城方は倉の米を堀に敷きつめて水があるように見せ、敵をあざむいた。ところが鳥が来て米をついばんだので、はかりごとが見破られ、城は落ちたという。
原典より
大茂館の城が落城に瀕したとき、白米を流して敵を欺むいたが、茶立場の老婆の密告により落城した(旅二)。—— 日本伝説名彙2 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙2
柳田國男監修『日本伝説名彙』の後半にあたる部分で、全国の伝説を地物の種類ごとに分けて集めた名彙である。塚の部(糠塚・七人塚・首塚・十三塚など)、坂・峠・山の部、谷・洞の部、屋敷・城趾の部(長者屋敷・朝日長者・白米城など)、祠堂の部(地蔵・薬師・観音・天神・八幡・稲荷・宮など)の各題の下に、府県・郡・村の所在地を頭に置いて各地の伝えを短く並べ、多くの条に出典の郡誌・伝説集の名を添える。