弘法大師ゆかりの加太の塩地蔵
どんな伝承か
加太の地蔵堂から東へ四町ほどの所にあり、小糠地蔵とも塩地蔵とも呼ばれるが、名の由来ははっきりしない。土地の言い伝えでは弘法大師がここを通ったときの出来事に始まるという。村人は、もう一つは村中で六斎念仏を勤めた堂だともいう。塩地蔵は古道に置かれた八町地蔵の一つで、多くは村から八町ばかり離れた所に立つという。
原典より
旧太庄加太の当地地蔵堂の東四町許のところにあり、小糠地蔵といひ、また塩地蔵といふが其由来は詳でない。—— 日本伝説名彙2 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙2
柳田國男監修『日本伝説名彙』の後半にあたる部分で、全国の伝説を地物の種類ごとに分けて集めた名彙である。塚の部(糠塚・七人塚・首塚・十三塚など)、坂・峠・山の部、谷・洞の部、屋敷・城趾の部(長者屋敷・朝日長者・白米城など)、祠堂の部(地蔵・薬師・観音・天神・八幡・稲荷・宮など)の各題の下に、府県・郡・村の所在地を頭に置いて各地の伝えを短く並べ、多くの条に出典の郡誌・伝説集の名を添える。