車を運転しながら宙を飛んだもう一人の自分
どんな伝承か
愛知県に住むW子さんは、食べても食べても満たされない過食から神経科に通い、現実感が抜け落ちる離人神経症と診断されて薬を飲んでいた。やがて、身体はあるのに意識が消えてしまう時間が訪れるようになる。初めは車の運転中で、実家からアパートへ戻ろうと国道41号線を走っていた。小牧市を過ぎるまでは何ともなかったが、名古屋空港のあたりで疲れを覚えたのを最後に意識が途切れ、我に返ると空港を過ぎて名古屋市内に入りかけていた。その6キロほどのあいだ、彼女は車と同じ速さで宙を飛びながら、右斜めの車外からハンドルを握る自分の姿を眺めていたという。その後も仕事中やバスの中で同じことが起きた。
原典より
しかし私自身は、走っている車と同じスピードで、宙をとびながら、ななめの右側、車の外から自分の姿を見ていたのです。—— ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・1993年(平成5年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・1993年(平成5年))
『ここまでわかった霊界の真相』は、漫画家つのだじろうが平成五年に日本文芸社から刊行した心霊の解説書である。著者自身の主護霊の出現や自宅の不可解な火災などの霊体験に始まり、死後の世界の層の構造、主護霊・因縁霊・地縛霊などの霊の種類、心霊写真と念写、霊感を強める訓練法までを説く。『ついに霊魂をとらえた』など著者の過去の活字本を再編して新しい話を加えた全七章の構成で、はじめにで漫画と活字の違いを論じる。