飛騨川バス転落現場に立つ女の霊
どんな伝承か
一九六八年(昭和四三年)八月十八日、岐阜県の飛騨川に名古屋発の観光バス二台が転落し、一〇四名の死者を出した。事故現場の慰霊塔には今も供物が絶えず、夜な夜な赤ん坊の泣き声や、若い女の幽霊が「名古屋へ帰りたい」と車を停める噂が絶えない。白川郵便局員だった渡辺恒夫さんは、車のボンネットにもたれてゲロを吐く白いブラウス姿の女の幽霊に遭遇し、白川商店街の青山哲雄さんら七人は、川に浮いて消えていく水色のワンピース姿の女を目撃したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。