透視実験から生まれた念写の発見
どんな伝承か
明治四十三年、東京帝国大学で心理学を講じていた福来友吉は、透視の実験の最中に思いがけない現象に出会った。撮影を終えて未現像のフィルムを長尾郁子に透視させ、そこに写っている文字を読み取らせたところ、読み取りは成功したものの、現像したフィルムには撮ったはずのない感光の跡が残っていた。福来はこれを念の力による感光と考え、念写と名づける。以後、長尾の協力で実験を重ねて多くの写真を得、その成果をロンドンの国際会議で報告した。しかし学内の理工系研究者から激しい中傷を受け、長尾は実験を拒み、福来自身も大学を去ることになった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集