独り法と二人法という霊との対話
どんな伝承か
霊との対話にはいく種類かがあり、恐山のイタコが行う「口寄せ」は世界でもとても珍しい方法といわれている。イタコの方法は独り法と呼ばれ、イタコ自身が直接に霊と対話し、その内容を依頼者へ伝えるものである。つまり霊がイタコに憑依し、イタコの身体を使って話をする。もう一つは二人法で、依頼者を含めれば三人で霊と対話する。依頼者、霊媒、査神任の三人が組み、査神任が招く霊を霊媒に降ろし、それを確認したうえで依頼者と対話させるのである。この二人法が、世界でもっとも多く使われている方法だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の謎-新版タナトロギー入門(中岡俊哉・1990年(平成2年))
『霊魂の謎-新版タナトロギー入門』は、中岡俊哉が昭和四十八年刊の『タナトロギー入門』を大幅に書き改め、一九九〇年に文庫として著し直した心霊研究の本である。著者自身の霊体験から説き起こし、背後霊・地縛霊・騒霊・悪霊・淫霊などの事例、臨死体験と転生、死者の声の録音や自動書記、恐山のイタコ、心霊治療、心霊写真の鑑定を国内外の例で述べる。全五章を小見出しで細かく区切り、まえがきでは「七疑三信」という著者の調査の立場を語っている。