忍従と苦労の半生
どんな伝承か
霊照会を主宰する霊能者・鶴田照子は、初対面の人から「普通の奥さんのようだ」「苦労も悩みもなさそうだ」とよく言われる。俳優で心霊研究に熱心な丹波哲郎も、著書で彼女を普通の主婦のようだと紹介した。だが鶴田はその第一印象こそありがたいと言う。実際の半生は忍従と苦労の連続で、二歳で母を亡くし、情の薄い父と二人三人の継母のもとで暗く辛い幼少期を過ごした。それでも道を踏み外さず、亡き実母を心の支えとした。眠れぬ日々に他人の心が読めるようになり、宗教と精神統一に救いを求めて、五感を超えた光の世界を初めて体験したと語る。
原典より
私は初対面の方から、よく言われる事があります。—— 日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者)
『日本の霊能者』は、前田博が編んだ霊能者たちの寄稿集である。広瀬謙次郎の霊夢による予言、慈雲の神々の集会、佐藤妙栄の因縁解脱、松原照子の大予言、永田光麗の十言神呪、久遠あやの神々の警告、宮下文智の神霊治療、鶴田照子の鎮魂など、霊能者たちが自らの霊的体験や修行、予言を語った文章を収める。各寄稿の後に編者による人物紹介を付し、その間に編者の随想「霊能者のひとりごと」と、田口日勝へのインタヴューを挟む。