平田篤胤が聞いた天狗少年寅吉
どんな伝承か
文政三年、江戸の町に寅吉という少年が現れた。天狗に弟子入りしてさまざまな秘伝を授かったという触れ込みで、国学者の平田篤胤は好事家の山崎美成の家に滞在していた寅吉を自宅に招き、住まわせて天狗界のことを詳しく尋ね、その答えを『仙境異聞』にまとめた。寅吉は江戸下谷の商家の生まれで、七歳のとき上野東叡山寛永寺の境内で、薬売りの老人が荷物ともども小さな壺に収まって飛び去るのを見た。それが山人天狗との出会いで、以後常陸国の山々を巡り学芸を教わったという。
原典より
先述の奇現象研究家、ジョン・A・キールは、UFO目撃や心霊現象、未確認動物出現などの調査を重ねるうちに、それらの現象が伝説に現れる妖精や神話の神々の行動パターンによく似ていることに気付いた。—— オカルト「超」入門(原田実・原田実・オカルト検証) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
オカルト「超」入門(原田実・原田実・オカルト検証)
『オカルト「超」入門』は、原田実が著したオカルトの入門書である。UFOと宇宙人、心霊と死後生存、超能力と超心理学、UMA、超古代文明とオーパーツ、フォーティアン現象、超科学、予言、陰謀論を取り上げ、個々の事件の経緯をたどりながら、それが生まれた時代や社会の背景を読み解く。序文と九章、終章から成り、序文では著者自身の体験を語り、オカルトを信奉でも否定でもなく検証して教養とする立場を示す。