ヒバゴン
どんな伝承か
一九七〇年七月、広島県比婆郡西城町(現在の庄原市内)で、猿に似た獣の姿を見たという報告が出はじめた。目撃例は近隣の町村にも及んで合計三十件に達し、西城町役場は農林商工課に類人猿係を設けて対応にあたった。一九七四年八月に庄原市で初めて写真が撮られたが、その時期を境に姿を消し、七五年三月に町は終息宣言を出した。目撃によれば身長百五十〜百八十センチ、全身が黒か茶の毛に覆われ、前かがみの二足歩行だったという。旧西城町での目撃は木次線油木駅の南北数キロに集中し、この地域だけで九件を数えた。
原典より
広島県比婆郡西城町(現庄原市内)で、猿に似た獣の姿を見た、という報告が出始めたのは、1970年7月のことである。—— オカルト「超」入門(原田実・原田実・オカルト検証) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
オカルト「超」入門(原田実・原田実・オカルト検証)
『オカルト「超」入門』は、原田実が著したオカルトの入門書である。UFOと宇宙人、心霊と死後生存、超能力と超心理学、UMA、超古代文明とオーパーツ、フォーティアン現象、超科学、予言、陰謀論を取り上げ、個々の事件の経緯をたどりながら、それが生まれた時代や社会の背景を読み解く。序文と九章、終章から成り、序文では著者自身の体験を語り、オカルトを信奉でも否定でもなく検証して教養とする立場を示す。